
イカす~~~
ツイッターではたまに言ってたんですが、たまに木版画を彫っておりまして…
ちゅーのも、ゆうたら浮世絵って木版画にして、複製画が増産されたことにより一般庶民にも広がったワケじゃないですか。※うろ覚え
そう考えると、まあ印刷の歴史見たいなんにもかかわってくると思うんですけど、ある種木版画というのは立ち位置は若干変われど、昔からそのまま残っている印刷技術の要のようなものというか…
つまり、江戸時代の息吹を感じたいよね、木版画を通して、というワケ。江戸民俗のファンだからね。
といっても、江戸の文化を学んだから木版画に興味を持った…とか別にそういうんでもなく、なんかある日急に地元の画材屋を暇つぶしに覗いてたら、版画コーナーなるものがあったんで、なんとなくやりたくなって手に取ったんですね。
でも版画とか小学生の時授業でやった以来全く触れていないので、なにもかもわからず、暇そうにしてた店主のじいちゃんをとっ捕まえてアレコレ聞きまくりました。昔ながらの、店主が趣味でやってるような画材屋なんでじいちゃんも博識で、版画にこういうタイプの紙は相性が悪いとか、色々教えてくれたゼ。
結果一式そろえるのに4000円くらいしたかな、買ったのは版画用の板(はがきより少し大きめ。A6くらいか)と、彫刻刀二本(のちにさらに二本買った)、紙(和紙系がいいって言ってた)、絵具、バレン。
絵具は版画用の粘り気が強いやつを買ったけど、じいちゃんが、普通の絵具でもでんぷんのりを混ぜれば版画用に使える、と教えてくれた。要は粘り気の問題らしいな。
彫刻刀は、細めの三角刀と、太めの丸刀を買ったんだけど、細かくて丸みのあるところを削るのが、細くシャープに削ることに特化した三角刀では結構ムズかった。ので、その三角刀と同じくらい細い丸刀と、三角刀よりもうちょい太い丸刀を買ったら、結構イイ感じだった。
削るときは、アウトラインを細い彫刻刀で削り、残った部分を太い丸刀で削り取る…って感じが一番綺麗にできる気がする。削っているうちに段々力んでしまうので、板を深く掘り過ぎて綺麗に削り抜けないことがある。ので、ある程度疲れて来たら一旦休憩をはさんだ方が良いかも。何事に関しても言えることだけれど…
痛恨のミスとして、版木にインクを付けるためのローラーを買い忘れたため、筆で代用しているのだが、塗り斑が結構ひどい。最初に載せた写真はまだ綺麗に刷れた方で、これ以外にも6枚ほど刷っているがそちらは薄すぎたり濃すぎたりで没になった。
刷った版画は来週の日曜の関西コミティアで100円くらいで売ろうかなと考えているのだが、あんまりにも刷り損じが多いようなら無料配布としてすべて配ってしまってもいいかもしれない。いる人がいるかわかんないけど。